基本は3食3度、バランスよく規則正しく腹八分目
これは冷え性に限ったことではありませんが、食の乱れは体の不調を作ります。冷えも体の不調ですから、まずは基本をしっかりすることが大切です。食べ過ぎ飲みすぎは消化吸収のため血液が胃腸に集中するため血行不良の原因にもなりますので気をつけましょう。逆に食事を抜くのもよくありません。食べるということは体の中から熱を作り出すので、食事はしっかりとりましょう。
食事は熱を作る
食事をすることで食べたものを消化吸収するために内臓が活動します。つまり内臓が運動しているのです。その時に体の中から熱が作り出されます。胃がしっかり働くためにタンパク質と食物繊維をしっかり取りましょう。
代謝を高める食事をする
食べた食品の栄養を熱やエネルギーに変えるのが代謝。その代謝を高めるために欠かせないのはタンパク質です。タンパク質は熱を作り出す筋肉の材料でもあります。他にも代謝を高める栄養素にはビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、葉酸、クエン酸などがあります。
ビタミンB群を多く含む食べ物
- 豚肉
- 大豆
- レバー
- ウナギ
等
マグネシウムを多く含む食べ物
- 海藻類
- アーモンド
- ごま
等
亜鉛を多く含む食べ物
- レバー
- 牡蠣
等
葉酸を多く含む食べ物
- ブロッコリー
- ほうれん草
- アボガド
等
クエン酸を多く含む食べ物
- レモン
- 梅干し
等
辛味成分も上手に活用
体を温める食品として代表的なものにショウガがあります。生姜にはジンゲロールという辛味成分が多く含まれており、この辛味成分が脳の交感神経を刺激して血流を良くして体を温めます。生姜以外にもにんにくやたまねぎなどにも辛味成分が多く含まれています。
下記のページでも
を詳しくご紹介しています。
食の陰陽を知る
食べ物には
陰性食品、陽性食品、中性食品
があります。
冷え性だからといって陽性食品ばかり食べれば良いと言うわけでありませんが、冷え性の方は意識して陰性食品を控えて、陽性食品を積極的に摂るのが良いと思います。また、食べ過ぎ、水分のとり過ぎにも注意しましょう。
陽性食品の見分け方
寒い涼しい土地・気候にとれるもの、ゆっくり育つもの、小さい硬い、水分の少ないもの。
主な陽性食品
- しょうが
- ねぎ
- にんにく
- こんにゃく
- ごぼう
- ニンジン
- 山芋
- 自然塩
- みそ
- しょうゆ
- 梅干
他にも肉類や魚介類なども陽性食品です。
陰性食品の見分け方
暖かい土地・気候にとれるもの、早く育つもの、大きいやわらかい、水分の多いもの。
主な陰性食品
- 夏野菜や南国のフルーツなど
- 砂糖や白米など精製されているもの
- 合成甘味料、食品添加物を多く含むもの
などですが、特に気をつけたいのは
アイスやジュース、ケーキなど砂糖や食品添加物を含むものは体を冷やす上に血液を汚す原因となる食べ物などでなるべく避けるようにしたいものです。