体温が低くなるということは新陳代謝が悪くなるだけなく、様々な悪影響を体に及ぼします。ここでは体温が下がると何が起きるかをご紹介していきます。
体温が下がると免疫力が下がる
私たちの体は熱を作り出すことにより、外から細菌が入ってくるのを防いだり、体内の最近のバランスを保っています。しかし体温が下がると免疫力も低下しリンパ球の働きも悪くなり細菌に対抗できなくなります。その結果風邪をひきやすくなったり、アレルギーになりやすくなります。また、がん細胞は体温35℃を好むといわれています。低体温で免疫力も低下するとがん細胞も増えやすくなり、がんにもなりやすくなってしまいます。
体温が下がると基礎代謝が低下する
35.5℃の低体温の状態だと、36.6℃の体温と比べて新陳代謝が約半分も落ちます。基礎代謝が低下するとエネルギーをうまく作り出せず脂肪が燃焼しにくくなり太りやすくなります。それ以外にもエネルギーが少ないために消化能力も落ち、胃腸の調子もわるくなります。
体温が下がると体内酵素活性が低下する
体温が下がると体の中の酵素の働きも悪くなります。酵素は栄養を分解して吸収しやすくするために必要ですが、その酵素の働きが悪くなると栄養素がうまく吸収されないためエネルギーも効率的に作り出せず、疲れやすくなったりします。また、生命維持に必要な神経、ホルモン、免疫系のバランスも崩れて自然治癒力も低下してしまいます。
体温が下がると不妊症になりやすくなる
体温が低い状態では卵巣機能も低下します。胎児を育てる子宮の環境も整わず、不妊や流産になりやすくなります。
私たちの体はある一定以上の体温を維持することで生命活動に必要な機能がしっかり働きます。しかし、その体温が低下することにより健康維持に必要な機能も低下していきます。健康な体でいるためにも低体温にならないように冷えから体を守りましょう。