運動は冷え性改善に効果大
運動不足は冷え性の大きな原因の一つです。運動不足が冷えの原因であるのなら、冷えを改善するのはとても簡単です。運動をすればよいのですから。
とはいってもたいていの冷え性は、いろいろな原因が複合的に合わさってなっているので、ただ、運動すればそれでよいということではないでしょうが、それでも定期的な運動を行うことにより、血行も良くなり筋肉もつくので冷え性改善に非常に高い効果が期待できます。
運動にはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、筋肉トレーニングなどの無酸素運動、ゆっくり体を伸ばすストレッチなどがあります。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は血行を良くしてくれます。
また、筋力トレーニングなどの無酸素運動も取り入れると筋肉がつき熱を作り出してくれます。
さらに運動することにより自律神経の働きも良くなります。
つまり運動は冷え性の原因である、血行不良、筋肉不足による熱を作りにくい体質、自律神経のアンバランス、これらを運動することで予防することが出来ます。
有酸素運動と筋力トレーニングをうまく組み合わせて冷え性改善に役立てましょう。
冷え改善には下半身の運動
冷え性の方に特に意識して欲しいのは下半身の運動です。とくにふくらはぎの筋肉を意識した運動です。
血液が全身を流れるとき、当然引力で下には流れやすくなります。逆にしたから上に流れるには力を必要になってきます。血液を下から上に押し上げるポンプの役目をしてくれるのがふくらはぎの筋肉になります。
このポンプの力が弱いと血液を上に流す力も弱くなり血行が悪くなり、冷え性の原因にもなってきます。ですからウォーキング、ジョギングをするときもふくらはぎを意識してする。また、爪先立ちやスクワット運動なども非常効果的です。
日常生活で意識して運動する
こういったふくらはぎの筋肉を意識した運動は、わざわざスポーツジムに通ったり、時間を作って運動しなくても、通勤のときに一駅分歩いてウォーキングをしたり、エレベーターをつかわずに階段を使うようにしたり、台所仕事の時に爪先立ちをしたりするなどして、日ごろの生活の中でふくらはぎの筋肉を鍛えることが出来ます。冷え性の方は是非ふくらはぎの筋肉を意識した運動を日常生活の中で試してみてください。
ストレッチも冷え性に効果的
ストレッチというと、筋肉を伸ばしているだけであまり体を動かしていないので、大した運動になっていないと思う方もいますが、冷え性にはとても効果的な運動です。筋肉を伸ばすことで血行も良くなります。空いた時間で手軽にできるので肩こり腰痛予防、むくみ予防もかねて気が付いたときにストレッチを行いましょう。