自律神経の乱れが冷えの原因
冷え性を引きこ起こす原因の一つにストレスも関係しています。一見、体の問題である冷え性と心の問題であるストレスにあまり関係はなさそうに思えますが、ストレスは私たちの身体に大きな影響を及ぼします。
私たちの体は自律神経によって体温を一定に保ったり、ほかのさまざまな機能を安定させています。。しかし、ストレスを受けることによりこの自律神経が乱れると血行やホルモンなどに影響をあたえ冷え性の原因となる場合があります。
自律神経には交感神経と副交感神経とがあります。この二つの神経がきちんと働くべきときに働いてくれることが自律神経のバランスが良い状態です。これが交感神経が働くべきでない時間や状態のとき働いたり、逆に副交感神経が働くべきでない時間や状態に働いたりすることが自律神経が乱れている状態です。
ストレスが冷えをつくる
交感神経は活動するための神経。副交感神経は休むため、リラックスするための神経です。本来この交感神経と副交感神経がバランスをとりあい緊張とリラックスをすることで良い心身の状態を保つことが出来ます。
しかし、ストレスにより体が常に緊張状態にあると交感神経が働きすぎ血管が収縮します。この状態が長く続くと血行不良となり冷え性の原因となります。
疲労が冷えをつくる
また、交感神経の働きすぎとは逆に疲労や寝不足、精神的に落ち込んでいる状態が長いと副交感神経が優位になりすぎ自律神経のバランスを崩し、身体の活動が低下することにより血液の循環も悪くなり、やはり冷え性の原因になります。
不規則な生活も冷えを作る
自律神経を乱す原因はストレスや疲労だけではありません。不規則な生活も自律神経を乱します。基本的に交感神経は活動するための神経ですから日中主に働いています。副交感神経は休むため、リラックスするための神経なので、主に夜働きます。
しかし、寝不足や昼夜が逆転しまった生活や、食事をとるリズムも不規則であったりすると交感神経と副交感神経のバランスが崩れて自律神経の乱れの原因となります。
このように過度のストレス、疲れ、不規則な生活は自律神経を乱し冷え性の原因となります。
冷え性でお悩みの方は、ストレスや疲れをため込まない、規則正しい生活をするということも、冷え性改善に重要な要素だと認識して毎日を送ってみてください。そのような生活を送ることで冷え性の改善だけでなく、冷え性によって生じる、様々な体の不調の改善にもつながっていくはずです。